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02月22日 [アート]

出先で不思議な光景を見た。
何か幻想的な見知らぬ光景。
この光景は何のためにあるのか
しばらく考えていた。

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ある時、スマホのカメラで撮った知人の画像が妙に美しいことに気づいた。
霧がかかったような、光が滲んだ画像は、フィルターを通してみた霧の中の世界のようだった。

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ある日気づいて知人のスマホを手に取らしてもらった。レンズ部分が見事に汚れていた。
あまりカメラを使わない知人のスマホは、そのレンズに鱗をつけたような画像が撮れた。
レンズを拭うと、シャープな当たり前の画像が撮れた。これだけのことなのだが何かいいことを知ったような得した気分になった。

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この網点でできたような不思議な世界は、どう撮ったのか。

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バスの中からの光景だ。このバスからなぜこんな光景が見えるのか。
その時、不思議なことを考えていた。

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このバスは外の人が中に乗っている人を見分けられないようなスクリーンが貼られているのだと、
瞬間的に思った。なぜ何のために。警察の護送車でもあるまいに。
バスはある駅から、レジャー施設までの送迎バスだった。
いつものバスから見える光景と違い、網点の世界が外に広がっている。

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パンチングメタルのような世界から見える光景は、バスの外側に広告のカラー写真がバス全体に貼られているためだった。内側からは網点のようなドットを通して外の気配がわかり、外を走るバスの車体はカラー広告の写真しかわからない世界だった。

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網点の世界は目を近づけると、網目がはっきり黒く浮かび上がり、目を離すと外の光景がぼんやり見える面白い世界だった。人の目の調節機能と、カメラのオートフォーカスの世界をバスの中から楽しんだひと時です。

02月04日 [アート]

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ある人からの電話で、画家のピカソが子供からの質問に答えた言葉が気になっている。ピカソにおじさんは絵を一瞬で子供の落書きのように描くのに
、凄い高く売れるのは何故!と聞く。

ピカソはオジさんは50年かかって落書きを描けるようになったからその年月が値段になっているのだよね。

一瞬で描かれた作品は、何故安くてもいいのか。永い年月かけた作品は高くなるのか。ならば誰でも時間をかければいいわけではない。有名な作家だからか。市場価値からだろうか。

時間をかけた作品は、成熟と言う価値を生み出すのか。モノの値打ちとは何か気になった。

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家の窓の空から、夕方飛行機雲が見える北西の山の方面に集中して消えていく。その方角に富士山頂があることにきずいたのは数年前だった。放射線状のスジの行方が富士という目標であるのはなぜかうれしくなる光景だ。夕焼けの空も飛行機雲の描く雲で彩られる日がある。

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円天方地冬雲チギレ無音なり






01月03日 [アート]

一年一度のアート作品と36年前の自作の年賀状がとってありました。厚紙をカッターナイフで切り抜き、ひっくり返した面に絵の具を乗せて擦った1981年の賀状です。IMG_1025.JPG
  

同じ年、友人が力強い二色刷りの賀状をくれました。二人ともこの時代は、丁寧な仕事をしていたなと感じます。

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24年前の1993年の自作の賀状です。多色刷りの木版で、深みが増しました。

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友人の同年の賀状で、彼の鳥は羽を毟られ諧謔味に溢れます。画像は逆さになりました。天地を逆にご覧ください。

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何故か12年前の賀状は無くて、今年2017年の自作のゴム版賀状です。
段々シンプルになり、手抜きともいえます。
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友人の今年の賀状もパンチがあります。一色刷りも効果的ですね。

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並べてみて時の推移を感じます。何故かなかつた12年前の賀状がなんだったか気になります。一斉メールで画像だけ送ったような気もしますが、紙の賀状はやはり良いなと、黄ばみのある葉書を見つめています。



10月23日 [アート]

今日の日曜日迄の三日間、湘南大磯の町で、うつわの日と題したイベントが行われ覗いてきました。大磯駅前の迎賓館という、日本最初の2×4別荘は、築100年の建物。普段はイタリアンレストランのある個室の洋間には、クラシック壁紙やステンドグラスと調度に合わせた金彩、銀彩の器たち。
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スペイン風の瓦屋根の向こうは、伊豆大島と相模灘。

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こないだ迄の空き家も新たなお店に、露地も賑やか。
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西行法師ゆかりの鴫立庵では、米粒で舟をかたちどつた浮遊するあーと。
作家は越後妻有のトリエンナーレアートで、古民家に米粒を滝の様に天井から天蚕糸で吊るした女性作家。米粒のうつわの舟は、魂を運ぶ器だろうか。
この辺り江戸か以前の昔には、石船町と呼ばれ伊勢参りの船も出た港だったという。

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他にも様々な器たちに出会い、秋の日を堪能した。



9月26日 [アート]

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網戸の表情を撮った。今月は毎日のように雨が多かったので眺めることが多かった。
ガラス戸と網戸と雨の雫と外の光景と、何層にもレイヤーになった世界。
ミクロの世界のような不思議な光景は、雨の最中にしか撮れないということを知った。
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四角なひかりと網戸の四角い網目の共演
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流れそうな光景は儚く見えて
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さまざまな光の粒とよごれたような眼差し
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秋晴れの前の涙のような一日
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9月08日 [アート]

横浜絵」というものが明治時代にあったそうだ。絹地に洋風の陰影をほどこし写実的に描いた肖像画や風俗画を指し、外国人のための土産物や輸出用に作られたという。安物の寒冷紗に描かれたものから、高価な一枚ものまで多様だという。
1850年代の香港や上海では注文肖像画や、輸出絵が工房で製作されていた。横浜へも長崎や船からの伝播でたどり着いた可能性もあるそうだ。

興味深いのが、写真をもとに絵を描くことが一般的で、写真家と組んだ画家も多かったという。五姓田義松は一家で、工房をなし仕事に当たったという。浮世絵師の伝統が、近代の日本の洋画の世界の入り口にもなっていった過程が興味深い。そういえば写真の歴史の中で、最初絵画を模倣していることが興味深い。
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五姓田義松一家の図とある、明治5年頃の油絵、作者の義松は18歳くらいか。
一家で絵を分業でも描いて生計を立てたのだろうか。


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明治初期に描かれた、家族で合作中の図 鉛筆画


印刷技術が発達すると、絵画も写真も大量生産の流れに乗り、ネット上の現在の画像の時代へと凄まじい速さだ。

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13歳の五姓田義松の自画像は、父親の芳柳から駄菓子やこずかいをもらう年齢にしては誰が描いたかも、わからない謎の絵だという。
義松は、武士のたしなみとして、7歳の頃から剣術を習い、父の意向でワーグマンという画家に10歳で弟子入りしたという。13歳の義松の描かれたのは1867年慶応三年頃のことだという。同門の画家に、高橋由一という鮭の絵で有名な画家がいる。

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義松が23歳の頃描いた、横浜山手の洋館と、自画像。


写真の露光時間は当時でも数分であろうが、絵画は数日間も描きこむ時間がかかる、この時間の差は何か不思議なものを感じる。
時間とは何か?写真とは何か?世界とは何か?

キーボードになって打ち込み文字数が増えました。より簡潔に少ない文章となるように考えねばいけません。


7月23日 [アート]

今日は久しぶり二、東京都内に出ました。山手線のホームはホームドアが各駅に設置され、無い駅は何故か解放感がある。ホームの天井は、昔に比べ妙にダクト系や、様々なケーブルが人間の血管の様に垂れ下がる程配置されている。昔は隠されていた配線や配管が露出して、人間の臓器の中を旅している感覚になる。都市が巨大な皮膚に包まれ、機能が剥き出しになって、メンテナンスがしやすい世界か。
あの迷路の様な線の群れは何処まで未来へ続くのかと思う。
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私たちは、ほんのすこし先の未来しか見渡せない。
しかし私たちが試みなければならないことが、たくさんあることは、明らかである。
アラン・チューリング「計算機械と知性」

都内某所で、「インターネットの次に何が来るのか」日本出版記念のケビン・ケリー氏のセミナーが開かれた。
30年後の近未来。その2046年の世界の人々が、今の地球での出来事を想像すると、2016年代とは素晴らしい時代と考えるだろうという。「なぜぼくらにはAIが必要なのか」とテクノロジー学の泰斗の氏は語ってくれた。人と人工知能が共同して、未来を築く世界。
楽観主義だという持論の氏が、ホールアース・カタログや、WIREDで展開してくれた世界が、今日目の前で希望を持たせてくれた。閉じたアメリカを求める声や、戦争や、国境、の存在。
インターネットが、立ち向かう世界観は、氏にとってウィキペディアとスエーデンの様な国家社会といい話が印象的だった。
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日本では、ポケモンGOが、虚の空間と、リアルを繋ぎ公開された。
電車の中にスマホ片手に四人の中学生男子が乗り込んで来て話題をしながら降りて行った。
彼等の30年後の未来、どんな世界なんだろう。
其れは明日という未来とも繋がっている。

6月21日 [アート]

六本木ギャラリーで開催中の、草間彌生さんの作品展のお知らせ画像を見た。
彼女の初期の作品集だという。白い絵の具の筆跡が波のように畝り、連なっている。その渦の連続する空間に、無数の黒い点の空間が浮かぶ。見事な関係だ。
初期作品は、彼女のトレードマークの水玉の図のネガとして描かれている。

今黒い水玉作品の、水玉を囲む白い筆跡を思い浮かべて、新たな衝撃を感じた。
ネガとポジ。六本木に出かけねば。

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黄昏時と、彼は誰時の違いを知った。夕闇迫る時間、多勢の人影の中に誰ぞ彼はと目を凝らす光景。ゆえに、たそがれ時となり。人影がひとつ、彼は誰ぞと疑うのが、かはたれ時。
光があれば、その存在は、明確になる。
陽の光の中で、死んでいる大きな蚊を見た。

蚊には黄昏時が似合う。

蚊に吸わる彼は誰時の懐かしさ 無音

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花の蜜求めし蚊をばじつとみる 無音

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6月12日 [アート]

台湾からお土産の記念切手をもらった。今年から台湾は、女性大統領。
アメリカも近々、ドイツや英国も、日本の国の女性最初の首相は誰がなるのだろう。image.jpeg

郵便は世界を繋いだ。電子メールの時代、コミニユケート出来ないものがまだまだある。

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6月09日 [アート]

縄文時代に最初に縄を綯った人のことを思う。縄は蔓が絡む枝を切り落として、ヒントを得たのか。
長くなった髪の毛を束にするとき、指先や掌が縄を綯うという行為にうつったのか、想像するだけで面白い。人間の子供は大人になるまで、40000回の質問を大人達にするという。「何故、人は言葉が喋れるの」「何故大人は嘘をつくのに、子供が嘘をつくと怒るの」「何故」

ロープが雨の中引き摺り回される。縄の軌跡がデッキに刻印され消えていく。
李朝の民画に、糸に絵の具を塗り、二つ折りした紙の間を強く引き抜くと、糸が滑った軌跡が見事に残る。友人が「糸抜き絵技法」というこの遊びを昔教えてくれた。
雨の中を犬が転がすロープの軌跡は、大綱引きの軌跡として大地に描いてみたいと思う。

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大縄が梅雨の大地に描く夢 無音







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